洋画 実写

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「ラスト・シャンハイ」に見る愛と絆、男が最後に選ぶのは!

愛ゆえに身を引いた男の前に、再び過去の女が現れた時、今の愛を取るのか、昔の愛を取り戻そうとするのか。一見すると身勝手な男の物語といったところですが、女の側にも言い分は色々とあるのです。命を賭けるのに男も女もないのだと、信念のために突き進...
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「路上のソリスト」に天が二物を与えなかったワケとは?

「路上のソリスト」で、ホームレスのナサニエルが奏でるバイオリンの音色に魅せられたコラムニストのロペスが、ナサニエルに部屋を与え音楽界へ導こうとしたのはエゴなのでしょうか。 気がつくと実話の映画化ものばかり見ている気がするのですが、...
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「バルタザールどこへ行く」のストーリーよ、どこへ行く

バルタザールという小洒落た名前をもらったロバのお話です。多分。 それというのも、『子猫物語』のようにロバについての話ではないからです。多分。 多分ばかり言ってるのは、なかなか不思議で、はっきり言うと少し難しい映画だったからです。話自...
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女と男の小さな世界と大きな愛情に涙する「しあわせの絵の具」

映画「しあわせの絵の具」は、カナダの実在の画家、モード・ルイスの半生を追った感動的な作品です。芸術に関する教えを受けたことはなく、リウマチで多少不自由な体を使いながら、思うがままの絵を描いていきます。 絵柄はシンプルですが、技法を超え...
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「ウィンストン・チャーチル」が英国王と民衆を味方につけた術

第二次世界大戦は文字通り世界中を巻き込んで争われました。日本は真珠湾を攻撃し、環太平洋の西側を中心に侵攻していきます。アメリカも各地に軍を送り込んで戦闘を行っています。欧州は英仏と独伊の対立構造が周辺や社会主義国家も巻き込んでの激戦とな...
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「ハイジャック」の手法も解決も大味になってしまった理由とは?

壮大な展開と大胆な犯罪がありながら、どうにもヤキモキしてしまう結果が残念な映画「ハイジャック」は、テレビ映画として作られたものです。豪華な2時間ドラマといったところですが、お金のかけ方も時間のかけ方も日本の2時間ドラマとは桁違いです。 ...
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母の心を踏みにじる娘の憎たらしさに救いがない「ミルドレッド・ピアース」

親の心子知らずと申しますが、親の愛は日本海溝よりも深いのです。一方で、盲目的な愛は子供を増長させる原因にもなりかねません。愛せどウザがられる不条理。スネを齧りながら自由を求める矛盾。 思春期あたりで誰もが通る道を、戦後間もない作品で垣...
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「キラー・エリート」に登場するフェザーメンは実在するのか?

SASをはじめ、ネイビーシールズやスペツナズ、コブラなど、各国にはタスクフォースの類があります。彼らは無類の強さを誇りますが、もし秘密作戦が元で報復に狙われたとしたら、彼らを守ってくれる組織はあるのでしょうか。 映画ではSAS隊員を狙...
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「ペンタゴン・ペーパーズ」に隠された真相とエンタメの爆発力

スピルバーグ監督の「ペンタゴン・ペーパーズ」は、単なる機密文書の謎を追う物語だと思っていると痛い目を見ます。邦題になると隠されてしまったことでも、原題を見ると映画で描きたかった本当のテーマがわかります。 ペンタゴンとは、アメリカ合...
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「15時17分、パリ行き」に乗れば彼が来る

この映画は、実際に起きた事件を基にして作られています。宣伝ではテロ事件が主題のようになっているものの、観た印象としては友情物語で、事件筋がメインではありません。丁寧に折り重ねられたストーリーがクライマックスへと向かっていく語り口のうまさ...
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