邦画 実写

白黒映画の「麦秋」は時代を超越した最先端の会話劇だった?

およそ70年近くも前の作品でありながら、現代に通じる軽妙なやりとりで魅せてくれる『麦秋』です。 見てきた全ての映画について、細部まで完璧に覚えている人はいるでしょうか。淀川長治ならいざ知らず、大抵の人はディテールに関して不確かだっ...
洋画 実写

「15時17分、パリ行き」に乗れば彼が来る

この映画は、実際に起きた事件を基にして作られています。宣伝ではテロ事件が主題のようになっているものの、観た印象としては友情物語で、事件筋がメインではありません。丁寧に折り重ねられたストーリーがクライマックスへと向かっていく語り口のうまさ...
邦画 アニメ

和製ファンタジーをヒットに導く「さよならの朝に約束の花をかざろう」

クールジャパンを例に取らずとも、日本のアニメは世界一ィィィィ、かは分かり兼ねますが、アニメ大国であることは疑問の余地がありません。ドラゴンボールやセーラームーンは、今でも諸外国の人たちが日本に興味を持つ大きなきっかけとなっています。 ...
邦画 実写

「去年の冬、きみと別れ」でこんなエピローグを思い描いてみる

はっきり言って、かなり考え抜かれた構成のミステリーで、原作小説は未読ながら、おそらく小説を読んで映画化したいと思わせてくれるものだったことは想像に難くないです。そう思ったので、ちらっと調べてみると、原作小説は賛否両論でした。 小説を映...
洋画 アニメ

ダークにスタート、とぼけたパペット、ほっこりなラスト、「ぼくの名前はズッキーニ」

ちょっと衝撃的なスタートで幕を上げる人形アニメ、「ぼくの名前はズッキーニ」は、フランス語の映画で、製作国としてはフランス・スイスの両国にまたがります。人形劇、パペットのストップモーションアニメは、どちらかというと明るめな作品が揃ってます...
邦画 アニメ

「ドラえもん のび太のひみつ道具博物館」あの鈴に隠された秘密がわかる

サザエさんやドラえもんは、国民的な長寿アニメで、声優を交代して続いています。サザエさんは町子先生、ドラえもんは藤子先生です。なにそれ。 とにかく、ドラえもんの映画といえば、春休み作品の定番として、すでに40作近くが製作されているわけで...
洋画 実写

あがき続ける人に勇気を与える「パティ・ケイク$」

容姿も出自も関係なく、溢れる思いをラップに乗せて成功を夢見るキラーP。貧困から抜け出す方法はいくつもあって、サッカーボールひとつで数百億円稼ぐ人もいれば、リリックを紡ぐだけで大きな世界へと飛び出せる人もいるのです。 あらすじ テレビ...
邦画 実写

「嘘を愛する女」が解き明かす謎の男と不老不死の少年の正体

パートナーが嘘をついていたらどうしますか。それも不倫レベルの生半可なものではなく、いえ、すみません、不倫も衝撃的です。とにかく、主人公の女性は、同棲していた男の過去を何も知らなかったことを知ります。女関係を含めて男の真実の姿を追い求める...
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